2019年
センバツ(甲子園)真っ只中の
3月31日(日)
栃木県矢板運動公園野球場で行われた
大船渡(岩手)VS作新学院(栃木)の練習試合に
日米18球団(45人)のスカウトが集結した
お目当ては、
最速157キロ右腕
大船渡の佐々木朗希(ろうき)投手(3年)
甲子園未出場ながら
及川雅貴(神奈川・横浜)
奥川恭伸(石川・星稜)
西純矢(岡山・創志学園)と共に
「高校四天王」と呼ばれる怪物
令和元年ドラフトで競合必至の目玉は、
菊池、大谷に続き岩手県から出現した
悪条件の中…8割の力で156キロ!
今季初登板となったこの日、
気温5度という寒い中、
3回(46球)2安打1失点(自責0)、6奪三振
自己最速にあと1キロと迫る156キロをマーク
※直球の平均球速は驚異の150・9キロ
153キロの奥川(星稜)、
152キロの西(創志学園)、及川(横浜)を
上回るスピードを見せつけ、
ネット裏に集まったスカウト陣に衝撃が走った
大船渡の国保陽平監督は、
「出力がすごいので、ゆっくり焦らずやらせている。
夏までじっくり、の予定です」と語った。
佐々木投手は、
「岩手では公立校が長い間、甲子園に出ていない。
勝って、もう1回新しい時代を作りたい。
頑張れば勝てる、それを地元の子供達に見せたい」と
悲願の甲子園出場を夢みる
各球団スカウト絶賛の嵐
■大慈弥環太平洋担当部長(フィリーズ)
素晴らしいの一言
大谷君(エンゼルス)と肩を並べる素材
球速は大谷君より上。打撃も捨てがたい。
■巨人・長谷川スカウト部長(巨人)
本当にビックリした…
こんな選手、いるんだね
直球の切れは今プロに入っても三指に入る
■橿淵スカウトグループデスク(ヤクルト)
いったい能力はあとどれだけ眠っているのか次元が違う
■八木スカウト(中日)
もう1軍で投げるレベルにあるかもしれない
練習で投げているカーブを使えれば、
もっと幅が広がる
■福山アマスカウトチーフ(ソフトバンク)
17歳3カ月の時点でこれくらい投げた高校生は、
過去にさかのぼってもいないのでは…
■大渕スカウト部長(日本ハム)
高校生の規格を超えてしまっている
とにかくエンジンの大きさがすごい
■後関スカウト部長(楽天)
思った以上に器用で完成度もあり
大谷(エンゼルス)くらいのスケールがある
■永野チーフスカウト(ロッテ)
フォームも球筋もサイズもいい
今季初でこれはすごい。
佐々木朗希(ろうき)プロフィール
生年月日:2001年11月3日
身長:190cm
体重:86kg
出身:岩手県陸前高田市
家族:母、兄、弟
球種:スライダー、チェンジアップ、フォーク
※右投げ右打ち
※小学4年の時に東日本大震災で被災し大船渡へ移住
※大船渡一中では軟式野球