2023年夏
高級なブドウの一つである
シャインマスカットの値段が、
異常に安くなっている
その理由は、
中国の輸入規制の影響もあるが、
今年の異常な暑さにあるという。
目次
シャインマスカットとは?名前の由来は?
”マスク<MUSK=麝香(じゃこう)>の香りがする”
というのが語源のマスカット
そのマスカットの中でも
”シャイン”がついた由来は、
豊かな芳香を持ち、
果実を皮ごと食べられる
新感覚のマスカットということから付けられた
シャインマスカットは、
一房の重さは約700g
一粒あたりだと11~12gと
大粒で食べ応えがあるのが特徴
エメラルドグリーンの実に
非常にみずみずしい果汁がたくさん詰まっており、
種もなく皮ごと食べることができるため、
非常に人気がある
高級なブドウの一つ
皮はパリッとしており、
果汁は甘くジューシーで
口の中で弾けるような食感が魅力。
糖度計は約18度
メロンが15度前後なので、
その甘さは際立っているといえよう。
主な産地は、
山梨、長野、岡山、山形あたりが有名だが
ほとんどの都道府県で栽培されている
高級ブドウのシャインマスカットが激安
2023年
シャインマスカットに
大きな価格変動が見られる
例年、
一房1500円から2000円程度で販売されている
高級なブドウの一つである
シャインマスカットが、
多くのスーパーマーケットで
半額近くの値段
1000円以下で売られている。
ある都内のスーパーマーケットでは
特売品として一房398円も…
今後、
普段はなかなか手が出せない
高級果物のシャインマスカットが
庶民に安く流通することで
人気に火がつけば、
新たな消費を生み出す可能性がある。
高級ブドウのシャインマスカット安さの理由
今年は高級ブドウのシャインマスカットが、
なぜこんなに安いのか?
一番の理由は、
暑さによる生産量の増加
そして、
市場への早期出荷にあるという。
今年は6月初旬から猛暑が続いたため、
シャインマスカットの生育が早まり、
いつもよりも早い時期に
大量に市場に出回ることになったという。
又、
気温が高かったため、
粒の肥大が良く、
非常に大きな粒になり
生産量も非常に増えている。
安さの理由は他にもある
福島第一原子力発電所にたまる
放射性物質を含む処理水を
東京電力が基準を下回る濃度に薄めて
海へ放出を始めたことで
中国の税関当局は、
日本を原産地とする水産物の輸入を
8月24日から全面的に停止すると発表
以降、
その余波を受ける形で
中国への輸出量が、
およそ2〜3割減少しているという。
その為、
国内の流通量が増加していることも
影響しているようだ。
シャインマスカットの旬の時期は?10月までお得
シャインマスカットの旬は、
8月から10月頃まで
(早いものだと6月下旬から)
これから1か月以上
たくさん味わうことができるが、
以降も
冷凍食品、加工食品として
需要が高まることが予想される。
2023年、
軒並み物価が高い中で、
高級フルーツの
シャインマスカットが安いのは、
消費者にとっては朗報といえそうだ。
シャインマスカットに関する疑問
マスカットの名前の由来は?
マスカットとは、
その名の通り
”マスク”のような香りがするという意味です。
具体的には、
オスのジャコウジカが
メスを引き寄せるために分泌する
”麝香(じゃこう)”という成分の香りのこと
”マスク”=”麝香(じゃこう)”
シャインマスカットはどちらの県が発祥ですか?
シャインマスカットの主な産地
シャインマスカット発祥の地は、
ブドウの産地で有名な
山梨県や長野県ではなく、
広島県ということはあまり知られていない。
特に、
広島県の福山市沼隈町は、
海に面した素晴らしい場所で、
葡萄の名産地として有名
シャインマスカットは何日くらい持ちますか?
[冷蔵保存の場合]
シャインマスカットの最適保存温度は、
5~10℃で
保存期間は3日~1週間が一般的な目安となる
[冷凍保存の場合]
長期保存が可能になる(目安は約1ヶ月)
果肉はシャーベット状となる
シャインマスカットがおいしい県はどこですか?
シャインマスカットの主な産地は、
山梨、長野、岡山、山形が有名です。
中でも、
山梨県は果物の栽培に適した
以下の条件が最も揃っていて
ぶどうと桃の生産量は全国1位
- 日照時間の長さ
- 昼夜の寒暖差
- 雨量の少なさ