2015年
観客動員数が181万人とDeNAが球団を買収する前の約1.7倍に増えた
横浜スタジアム
横浜スタジアムといえば、
広島、阪神、巨人といった人気球団に1塁側も占拠されていたが、
いまやファンの熱気はどの人気球団にも負けていない。
そんなファンの熱を背中に受けて…
2016年、
DeNAは横浜スタジアムの株式公開買い付け(TOB)
DeNA子会社の株式会社横浜DeNAベイスターズが、
74億2500万円で球場運営会社を買収した。
これにより経営の一体化が実現、
ボールパーク構想に向けて一歩前進した。
株式の62%を握る個人株主のうち、
500人以上の賛同が得られるかどうかにTOBの正否がかかっていたが、
個人株主の8割近くがTOBに賛成した。
株主の特権として、
スタジアムで野球観戦できる権利を
23年まで保証したことが決め手となったという説もある。
2006年、
90億円で京セラドーム大阪を取得したオリックス
2012年には、
870億円でヤフオクドームを取得したソフトバンクに続く流れ
ボールパークといえば、
東北楽天ゴールデンイーグルス
2015年オフにコボスタ宮城を約30億円投じて改修
外野観客席に観覧車付きの公園を新設したのは記憶に新しいところ
そんな矢先、
2020年東京五輪の追加種目として復帰が見込まれる野球の
決勝トーナメントの会場としてこの横浜スタジアムが有力になった。
追加種目は、
8月の国際オリンピック委員会(IOC)総会で正式決定する予定
他の候補、
東京ドームは周辺に遊園地などが密集し警備面でも問題があり、
QVCマリンフィールドは幕張メッセではレスリングなど3競技が行われるので
バランスを考え千葉より神奈川開催が妥当とされたようだ
横浜市の林文子市長は、
東京五輪までに横浜スタジアムに隣接する市庁舎を移転させる考えを示しており、
その跡地を活用できる見通しになっているのも追い風になる。
横浜市内には観光スポットも多く、
歴史的な背景からも五輪の会場としては理想的といえよう。