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リオデジャネイロ五輪
レスリングフリースタイル女子63キロ級で、
川井梨紗子(21、至学館大)が決勝で
マリア・ママシュク(ベラルーシ)を終始圧倒
6-0で勝ち五輪初出場で金メダルを獲得!
それまでには紆余曲折の道のりがあった…
女子レスリングの階級は、
今回のリオ五輪から
48、55、63、72キロ級の4階級から、
48、53、58、63、69、75キロ級の6階級へ
リオ五輪に向け
2014年に階級が再編された際、
階級を上げた川井梨紗子と
五輪で3連覇した63キロ級から
階級を下げてきた伊調馨と58キロ級で重なった。
2014年の全日本選抜と全日本選手権は堅い防御を破れず、
川井は伊調に0−4と0−6で敗れ、
五輪代表選考が本格化する2015年を前に
リオへの出場は絶望視されていた。
しかし、
至学館大監督も務める
日本レスリング協会の栄和人・強化本部長が、
2014年末に川井に63キロ級に階級を上げることを打診
それを受け入れた川井梨紗子は、
2015年6月の全日本選抜で優勝、
2015年9月の世界選手権でも準優勝し、
五輪出場枠を獲得し代表に選出された。
そして、
リオ五輪で見事に金メダルを獲得した。
川井梨紗子には伊調馨から
「逃げたと思われたくない」との強い思いがあり、
もう1度伊調馨と同じ階級で勝負したいと明言している。
2014年に伊調馨に2敗した川井梨紗子だが、
2014年11勝した伊調馨がポイントによる
(=フォール&テクニカルフォール出来なかった)
2勝が対川井梨紗子戦だったので価値ある2敗でもあった。
4年後の2020年
東京オリンピック
伊調馨は36歳に対して川井梨紗子は25歳
それまでに立ち位置が代わっている可能性もある?