7月14日(月)
『HERO』の初回放送に合わせるように
ビデオリサーチから
「タイムシフト視聴率(録画再生率)」が初公開された。
(3月31日から3ヶ月分)
これは、
従来発表されていた(リアルタイムの)視聴率ではなく、
放送から7日以内に録画によって見られた数字
新たな指標として2015年1月から提供される予定
今回公開された数字からわかるのは、
低迷を謳われていた帯ドラマが意外と健闘していること。
平均録画再生率1位は、
2014年民放帯ドラマ平均視聴率2位の
「ルーズヴェルト・ゲーム」(TBS)の7.7%
リアルタイムの平均視聴率と合わせると22.2%
同局の「半沢直樹」ほどのブームは起きなかったが、
なかなかのヒット作だったことになる。
他でも
2014年民放帯ドラマ平均視聴率1位の
「花咲舞が黙ってない」も合算で21.6%
10~13%と今いちだった
「続・最後から二番目の恋」<合算19.7%>
「BORDER」<合算18.6%>
「MOZU」<合算18.5%>
「アリスの棘」<合算18.5%>
「ビター・ブラッド」<合算16.3%>も
十分な合格ラインと言えるだろう。
香取慎吾主演で完全にズッコケタ(と思われた)
「SMORKING GUN」ですら
13%<7.4+(録画)5.6%>と
まともな数字に見えてくる。
単純に合算した数字は、
リアルタイム視聴率600世帯、
録画再生率300世帯(約800人)と
実際の分母が違うので多少の誤差はあるにしても…
ドラマが全般的に高録画率になっているのは、
裏番組(ニュースが強い)との兼ね合い、
特に連ドラなんかは、
まとめて見たり、
忘れないように録画する傾向もある。
今後も、
録画機能が付いたテレビの普及により、
こうした傾向は更に続いていくものと思われる。
当然、
スポンサーにとっては、
(CMを早送りされる)録画再生率よりも
リアルタイムの視聴率が重視されるのは変わらないが…
初回放送で、
平均視聴率26.5%(関東)を記録した
木村拓哉主演の『HERO』も
録画再生率との合算で30%を超えていると思われる。