楽天モバイルは繋がらない!?SIMロック禁止も客離れに拍車

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2021年8月11日
楽天グループの
第2四半期決算報告において

売上収益は過去最高の
4021億円超(前年同期比8%増)
とはいえ、
モバイルにおいては
595億円以上の営業損失
自社4G基地局設置等の
計画的な先行投資が理由というが
その先の見通しは果たして?

KDDI(au)ローミングの代償

2021年6月末における
自社回線による4Gサービスの
人口カバー率が90%に到達
通信料金を1年間無料とする
キャンペーン<先着300万人>
その期間が順次終了に伴い
通信料収入が順次計上されることで
今後の収益の改善が見込まれる
というが…
収益を圧迫しているのが、
KDDI(au)へのローミング費用

<1GBあたり500円>
楽天モバイルの
自前ネットワークが整備されていない地域
KDDIローミングエリアで
5GBを使った場合、
ユーザー(無料期間終了後)は、
楽天モバイルに2178円払うが、
楽天モバイルは、
KDDIに2500円払うことになるので
赤字体質が続くことになる
当初、
ローミングは2GBまでだったが、
5GBまで引き上げたのが失敗だった

楽天モバイルの料金プラン
 ~1GB…     0円
 1~3GB…  1,078円
 3GB~20GB…2,178円
 20GB以上… 3,278円
※2021年8月現在

とはいえ、
首都圏を中心に
順次ローミングサービスは
終了しているので
今後収益が改善されるかといえば
そうともいえない

楽天モバイルは繋がらない(使えない)

KDDI(au)の
ローミングサービスが終了した
首都圏エリアのユーザーからは、
<(ネットに)繋がらない>
という不満が噴出している
屋外では繋がってたのに
店の中に入ると繋がらない
アプリが使えなくて
レジの前で恥ずかしい思いをした人は
少なくないはずだ

これが続くようなら
無料期間(1年)が終了したら
解約する人が続出するだろう

ローミングサービス終了エリア
東京都(23区及び主要な市)
大阪府大阪市
愛知県名古屋市
※2021年8月現在

首都圏でもこの有様
2022年3月には、
全国ほとんどの主要都市で
ローミングサービスが終了する

自社回線による4Gサービスの
人口カバー率が90%というが、
その基準はかなり疑わしい

SIMロック禁止で価格競争激化

2021年10月から
総務省の始動の下

SIMロックが原則禁止となる為
三大キャリアにとって
正念場になるが、

それは、
楽天モバイルにとっても同様
格安SIMが台頭し
価格競争が激化し
楽天モバイルの
料金面での優位性も風前の灯!?
無料キャンペーンで獲得した
300万といわれるユーザーが
離れていく要素しかない現状
楽天モバイルの
収益改善は厳しいと言わざるをえない

SIMロック原則禁止で何が変わる

一方、
数年前からの
このSIMロック禁止の流れは、
SIMロックを前提とした
端末の大幅値引きが
出来なくなった側面もある

総務省の狙いと今後の問題点

今回のSIMロック禁止を主導した
総務省の狙いは…
ユーザーの90%以上を占める
三大キャリア
docomo
KDDI(au)
softbankの
高額なプランから、
SIMのみのサービスを提供する
MVNOなどの
低料金プランへ
乗り換える際のハードルを減らし、
通信料の低価格競争が
一層促進されることを狙っている

三大キャリアも
オンライン専用プラン
ahamo(アハモ)
povo(ポヴォ)
LINEMO(ラインモ)で
低料金プランを発表しているが、
三大キャリアが
徒党を組んでいる感は拭えない
又、
SIMロック禁止によって
他社のSIMで
どの端末でも使えるようになるが
問題点もある
端末によっては
対応する周波数帯が違っている為、
他社のSIMに変えることで
端末本来の通信性能を
発揮できなくなる可能性がある
特に、
iPhoneなど一部の端末を除き、
自社が免許を持つ周波数帯だけに
対応させている端末もある
他キャリアのSIMを挿入すると
一部の周波数帯が対応できずに
通信が利用できない場所が生じる等の
問題が発生することが予想される

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