お盆の由来や意味とは?子供にもわかりやすい解説と裏話 2016

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<お盆>由来、その意味を知っていますか?

 

また、

それを子供にもわかりやすく、簡単に教えてあげれますか?

 

<お盆>とは何? と聞かれると、

先祖のお墓を「お参り」をすることを話すと思います。

子供にきちんと教えると言うのは本当に難しいことです。

 

今回は、<お盆>について簡単に解説したいと思います。

 

それでは一緒にどうぞ!

 

お盆とは?

 

<お盆>とは、

8月13日から16日までが一般的になってますが、

元々は旧暦の7月15日を中心としたものでした。

 

<お盆>は、

正式には「盂蘭盆会(うらぼんえ)」と言い、

夏に祖先の霊を祀る行事のことです。

 

先祖や亡くなった人達の精霊が

道に迷わず帰って来ることができるように…

 

 

13日の夕刻に盆提灯を灯し、

庭先に迎え火として麻幹(おがら)を焚きます。

 

14、15日は精霊は家にとどまります。

 

16日の夜、 今度は送り火を焚いて霊を送り出します。

 

京都の「大文字焼き」は有名ですが、

これは正式には「五山の送り火」といい、

これもお迎えした先祖の霊をお送りする送り火です。

 

daimon

 

ちなみに、

「大文字焼き」は、

「大」の字を象った文字を松明の炎で描く行事で

特に”京都”だけで行なわれるものではありません。

 

お盆「盂蘭盆会(うらぼんえ)」の由来は?

 

「盂蘭盆会(うらぼんえ)」は、

梵語(サンスクリット語)の「ウランバナ」からきています。

※「ウラバンナ」とは”逆さ吊り”という意味

 

釈迦の弟子の目連が、

<神通力によって> 餓鬼道(がきどう)に落ちて

逆さ吊りになって苦しんでいる亡き母の姿を見て

釈迦に母を救う方法を問いました。

 

釈迦は、

夏安居(げあんご)の終わりの日にあたる7月15日に、

僧侶たちにご馳走を振る舞い供養するよう教えました。

※夏安居(げあんご):僧侶が行なう修行

 

その教えに従ったところ、

母親は無事成仏できたといわれています。

 

ちょっと難しいですが、

これが「盂蘭盆会(うらぼんえ)」由来です。

 

現在行われている<お盆>は、

本来の「盂蘭盆会(うらぼんえ)」

日本古来の五穀豊穣を祝う収穫祭などが

合わさったものだと考えられていますが、

今の自分があるのは、

ご先祖さまのお陰であると感謝する先祖崇拝

という意味あいもあります。

 

お盆「盂蘭盆会(うらぼんえ)」の過ごし方は?

 

現在では、

お墓参りが一般的になっています。

 

正式には、

お墓参りをした上で以下のことを行います。

 

7月13日の朝に盆棚をつくり、

盆花や果物・野菜などの供物をお供えし、

夕方に門前で麻幹を燃やして迎え火を焚き、

 

7月15日には僧侶を招いて棚経(たなぎょう)をあげ、

 

7月16日の夕方に門前で送り火を焚き霊をお送りします

 

又、

お盆の間は一日3回精進料理を添え、

家族も同じものをいただきます。

 

お盆の期間は地方によって異なり、

お盆の習慣も宗派や地域によって違います

 

盆花とは?

 

桔梗(ききょう)

bon1

bon3

ほおずき

bon4

 

精進料理とは?

 

野菜・山菜や豆類、穀類を工夫して調理した料理のことで

お盆にいただく料理は二汁五菜です。

bon5

 

このように

先祖代々の風習が受け継がれてきたものですが、

現代社会においては、

案外省略されている家庭も多いのではないでしょうか?

 

それでも

先祖の霊が帰ってくる日ということで、

故郷を離れている人が帰郷するいい機会となっていて

家族・親戚一同が集まり、

故人を供養し、思い出を語り合ったり、

新しく家族になった人たちのお披露目や近況報告など

 

現代社会においても

大変に意義のある素晴らしい風習であるといえます。

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