2024年
第50回衆院選の行方は?
「政治とカネ」で逆風の自民党は、
自民&公明で過半数を勝敗ラインとしたが…
目次
衆院選【2024】自公過半数割れ!立憲、国民民主が躍進
[与党]
自民 256 ⇒ 191<-65>
公明 32 ⇒ 24 <-8>
[野党]
立憲 98 ⇒ 148<+50>
維新 43 ⇒ 38<-5>
国民 7 ⇒ 28<+21>
れいわ 3 ⇒ 9<+6>
共産 10 ⇒ 8<-2>
参政 1 ⇒ 3<+2>
社民 1 ⇒ 1<±0>
保守 3
※推定投票率:53.11%前後(前回55.93%)
最終盤で自民党に激震!2000万円“赤旗砲”
投票日まであと4日に迫った
10月23日、
自民党に激震
日本共産党の機関紙「しんぶん赤旗」の
スクープ記事
「裏金非公認に2000万円」
自民党本部が、
「裏金事件」で非公認となった候補の党支部に
総選挙公示直後に、
(税金が原資の)政党助成金2000万円を
振り込んでいたことを報じた。
この一報は、
一部新聞、テレビで報道されるや
SNSで急拡散され
当初消極的な姿勢だった報道機関も
後追いで報道を余儀なくされ大問題へ
投開票直前で
新たなカネの問題が出てきたことで
自民党にとってはまさに激震となった。
選挙戦の終盤
『200議席を切る』との報道もあった中
自民党が実施した世論調査の結果に
『220超』と
明るい兆しが見えていた矢先の“赤旗砲”
前回のラスト3日で巻き返したが、
今回はさすがに…
選挙終盤
接戦が続いている約60の小選挙区で
今回の“赤旗砲”により
自民、公明両党が苦戦する一方、
立憲民主党はじめとする野党が
競り勝つケースが増えることが予想される
前回の逆の目が出れば、
一気に
政権交代が現実的になる可能性も…
それでも
こういう報道が出ると
自民党の”惨敗”までは望まない層により
自民党に票が流れることもあるので
予断を許さない状況
裏金議員支部に2000万円
東京24区
萩生田光一(無所属)と
有田芳生(立憲民主党)が接戦を繰り広げており、
今回の2000万円交付発覚で
有権者の投票行動に影響必至!
萩生田光一氏は、
「ありがた迷惑」と表明したが、
ネット上は大荒れ
主な候補者
- 萩生田光一(無所属):
元自民党の重鎮であり、
長年の政治経験を活かし、
特に教育や経済政策での強い支持を持っています。 - 有田芳生(立憲民主党):
ジャーナリスト出身で、
人権問題や社会的公正を重視した
政策を掲げています。 - 浦川ゆうすけ(国民民主党):
弁護士出身で、
法と正義に基づいた改革を訴えています。 - 佐藤由美(日本維新の会):
地域経済の活性化や行政改革を中心とした
政策を提案しています【結果】
萩生田光一 :当選
有田芳生 :比例<復活>
福井2区
高木氏と斉木氏が保守層の票を巡って激しく争っており、
辻氏がリベラル層の支持をどれだけ集めるかが焦点
地域の重要な課題である
原発問題や北陸新幹線の延伸に対する立場も、
選挙結果に影響を与える要因です。
主な候補者
・高木毅(無所属)
元自民党で復興大臣を務めた実績があり、
地元での知名度が高い。
”裏金”処分で無所属ながらも、
保守層からの支持を期待しています。
・斉木武志(日本維新の会)
政界での経験を活かし、
改革と地域の活性化を掲げています。
・辻英之(立憲民主党)
NPO法人代表として、
社会福祉や教育の無償化など、
地域の教育と子育て支援に注力しています。
・小柳茂臣(日本共産党)
社会的公正や平等を重視した政策を訴えています。
【結果】
辻 英之 :当選
新潟2区
政治資金問題で党から公認されず、
無所属での出馬する前職の
細田健一氏(60)は、
2000万円が交付されたことを明らかにし
「こちらからお願いして
振り込んでもらったわけでない。
正直びっくりした」と述べた。
これにより
立憲民主党の7期21年のベテラン
菊田真紀子氏(55)
日本維新の会の新人
井上基之氏(44)が攻勢
三つ巴の激戦となっている
【結果】
菊田真紀子:当選
細田健一 :落選
自民党公認<重複不可>”裏金”議員
東京7区
参議院からくら替えの
自民党<元五輪相>
丸川珠代氏(53)と
立憲民主党現職の
松尾明弘氏(49)が接戦も
終盤まで
松尾明弘がリードを保っている
自民党の調査による
最重点選挙区から外れた可能性も…
ネット上では、
比例復活が閉ざされてあとがない
丸川珠代氏の
”涙の選挙活動”に非難轟轟
【結果】
松尾明弘:当選
丸川珠代:落選
大分2区
与野党一騎打ちの構図から
保守分裂の注目選挙区
現職の自民党候補である
衛藤征士郎(83)は、
14回目の当選を目指す大ベテラン
”裏金”処分<1070万円不記載>で
党役職停止6ヵ月を受けた
そこに
地元の有力家系の
広瀬建氏が加わり
過去4回の衆院選で敗れて
比例復活の
吉川はじめ氏(58)に
今回は漁夫の利!?
※前回654票差
- 衛藤征士郎(自民党)
ベテラン議員で、
特に地方経済の活性化と地域振興を訴える。 - 吉川はじめ(立憲民主党)
教育の無償化や社会福祉の充実を掲げ、
初の小選挙区勝利を狙っています。 - 広瀬建(無所属)
保守系無所属の新人で、
自民党への公認申請を行ったものの、
公認されず無所属で出馬となった。【結果】
広 瀬 建:当選
衛藤征士郎:落選
その他
埼玉14区~公明党新代表ピンチ
埼玉14区は、
区割りの変更もあり、
選挙情勢は流動的だが、
公明党新代表の石井啓一氏(66)と
元自民県議
国民民主党の鈴木義弘氏(61)が
自民票を食い合う形で競っている
公明党新代表も
比例重複がないので背水の陣
自民党が非公認とした
“裏金”議員を公明党が公認したことが
裏目に出ている!?
最新(24日)の動向では、
前回調査で<やや優勢>だった
公明候補が<やや劣勢>に転じたとされる。
【結果】
鈴木義弘:当選
石井啓一:落選
東京10区~若き”鈴木”対決
東京10区は都市部であり、
インフラや防災といった政策が
有権者にとって重要な争点となっている。
東大出の
経済産業省出身で4期目を目指す
現職の自民党
鈴木隼人氏(47)が、
引き続き優勢を保つものの、
立憲民主党<副幹事長>の
鈴木庸介氏(48)が
前回同様に接戦にもちこむ展開
鈴木庸介氏が都知事選で担いだ
蓮舫氏が最終盤の25日に応援に入った
ちなみに、
鈴木隼人氏の義父は
セガサミーホールディングスの創業者
里見治氏
【結果】
鈴木隼人:当選
鈴木庸介:比例<復活>
山口2区~自民党の世襲議員ピンチ
山口2区は、
岸信夫元防衛相の地盤を受け継いで
前回5768票差で初当選した
自民党
岸信千世氏(33)が
立憲民主の元職
平岡秀夫氏(70)と大接戦
区割り変更で組み込まれた
周南市が鍵を握るか!?
尚、
10月20日には、
故安倍晋三元首相の妻・昭恵氏が
岸信千世氏の応援に入った。
岸の伯父の晋三、
曽祖父の岸信介元首相らの名を挙げ
「信千世君にもDNAが育っている」と語った
【結果】
岸信千世:当選
平岡秀夫:比例<復活>
東京15区~自民最年少Z世代VS酒井菜摘
4月の衆議院補欠選挙では、
立憲の酒井菜摘氏が大差で当選したが、
前回共闘態勢を組んだ共産党が、
今回は独自候補を立てたことで苦戦
一方、
自民党は、
25歳<Z世代>の起業家
大空幸星氏を擁立して議席奪還を狙う
最終日には、
石破茂総理が応援に入る予定
更に、
地元・江東区出身の
元格闘家で
元参議院議員の須藤元気氏も加わり激戦
【結果】
酒井菜摘:当選
大空幸星:比例<復活>